平成30年度は、9月22日、10月6日、13日の3回実施予定でありましたが、10月6日は台風の影響で中止となりました。
今回は、学校給食用の納豆や豆腐の材料となる“大豆”に注目し、大豆圃場見学と豆腐作り体験、そして納豆工場見学を行いました。
最初に朝倉郡筑前町にある大豆の圃場で、納豆用の小粒の大豆「すずおとめ」の生育過程を見学しました。JA筑前あさくらの担当者から、大豆の生長や特徴についての説明を聞いた後、実際に畑の中に入り、まだ青く枝豆の状態の大豆を間近で見学し、枝豆が成長すると大豆になることを学習しました。
次に熊本県和水町にある豆腐を製造している(株)丸美屋菊水工場で、工場担当者からにがりの混ぜ方などの指導を受けながら、グループごとに豆腐を作りました。
出来立ての豆腐はやわらかく舌触りもなめらかで、大豆の豊かな風味と自然の甘みが格別で、参加者にも大変好評でした。
最後に納豆を製造している(株)丸美屋南関工場に移動し、大豆から納豆ができるまでの工程を見学しました。蒸しあがった煮豆を大きな釜からかき出すところなど、高温で厳しい環境でのスタッフの苦労も伺えました。
実際に給食用の納豆など、馴染みのある商品が大量に生産されている様子は大変興味深いものでした。また徹底した衛生管理体制も見ることができ、学校給食への更なる安心と食への関心を持っていただく、有意義な機会となったようです。